【ギター】超音波式の加湿器は使っちゃダメ!?その理由とは…?

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冬場の乾燥しすぎた空気は、ギターにさまざまな悪影響をもたらします。そのため、加湿器を使って湿度をコントロールするのが望ましいでしょう。

ただし、「超音波式の加湿器」を使用することは、あまりおすすめしません。超音波式の加湿器を使ってしまうと、少し厄介なことが起こるのです。

この記事では、超音波式加湿器の問題点について解説します。

超音波式加湿器の問題点

超音波式の加湿器は、やけどの心配がなく電気代も比較的安めで、デザインも洒落たものが多いため、人気があるのも頷けます。

しかし、超音波式には決定的なデメリットがあります。家具や壁など、部屋の中が白く汚れてしまうのです。

家具などが白く汚れる

写真に写っているのは、超音波式の加湿器を使用している部屋に置いてあった黒いゴミ箱です。モヤモヤっとした白っぽい汚れのようなものが確認できます。

この白い汚れの正体は、「ミネラル成分」です。水道水に含まれるミネラル成分が固形化し、それが白い汚れのように見えているわけです。

なぜ白く汚れるの…?

超音波式の加湿器はその性質上、ミネラル成分を含んだままの水を霧状にして噴出します。その霧が乾燥するとミネラル成分が固形化し、白い汚れのようになって現れるのです。

こうした現象は超音波式加湿器の宿命であり、避けることはできません。説明書などをよく見れば、白く汚れることに関しての注意書きがしてあるはずです。

加湿器の近くにあるものが白く汚れるのはもちろんですが、離れた場所にあるものも汚れます。同じ室内にあるものはすべて被害にあう、と思ったほうがよいでしょう。

見えなくても実は汚れている

明るい色の家具や壁ならば、ここまではっきりとした汚れは確認できないでしょう。しかし、見た目ではよく分からないだけであって、実際には固形化したミネラル成分が付着しているはずです。

写真のような安いゴミ箱なら「別にいいや」という感じもしますが、大事なギターにミネラル成分がべっとり付着するなど、あまりよい気はしないでしょう。

もっと言うなら、白く固形化する前はただの霧なので、楽器や機材の隙間から、その内部へと侵入してしまう可能性もあるのです。

こうした性質を理解したうえで超音波式を使うならよいかもしれませんが、知らずに使ってしまうと悲惨です。

汚れを落とすことは可能

家具などに付着してしまった白い汚れ(ミネラルの結晶)は、ある程度なら落とすことが可能です。

ただし、手で払ったり、ティッシュで拭いたりする程度では落ちません。濡らした雑巾などでゴシゴシと強めにこする必要があります。

大体は綺麗になりますが、うっすらと白い成分が残りがちなので要注意です。

ギター部屋には超音波式以外の加湿器を!

超音波式のデメリットを考えると、少なくともギターを置いた部屋では別の加湿器を使いたいところです。

ミネラル成分を撒き散らしてしまうのは超音波式だけなので、それ以外のタイプを選びさえすれば問題ないでしょう。

ただし、超音波式に加熱式要素をプラスしたハイブリッド式のものはNGです。加熱式要素をプラスしたといっても、根本的には超音波式であり、ミネラル成分を撒き散らしてしまう性質は変わりません。

おすすめの加湿器

僕が使っているおすすめの加湿器を簡単に紹介しておきましょう。

この加湿器の最大のメリットは、手入れがラクなこと。

湯沸かしポットと同じ構造なので、一般的な加湿器のような面倒な手入れが必要ありません。内部の汚れが気になったときは、水の中にクエン酸を入れて運転させればOK。使用後に軽くすすぐだけで綺麗になります。

スチーム式なので菌が舞うこともなく、健康面でも安心です。

おわりに

超音波式加湿器の問題点について解説しました。

かつての僕のように、超音波式のデメリットをよく知らずに使ってしまう人も意外と多いのではないでしょうか。

ギターを置いた部屋で超音波式の加湿器を使っている人は、早めに買い替えを検討することをおすすめします。

この記事を書いた人
なかがわ
なかがわ

ギターを弾いたり、DAWで曲を作ったりします。ベース、打ち込み、REC&ミキシング、あとたまに歌も。今まで結構な時間を音楽に費やしてきたので、少しは皆さんのお役に立てるかも、と思いブログを書いています。ゲームやマンガも好きですが、必死で自重しています。

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