【ギター】コードチェンジのコツ!素早く押さえるにはどうしたらいい…?

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「コードチェンジが間に合わない!」
「コードが素早く押さえられない!」

ギターを始めたばかりの初心者が最初につまずくのは、大体この問題でしょう。

いったいどうすればスムーズなコードチェンジが可能になるのでしょうか?

この記事では、「コードチェンジのコツ」について解説します。

ほとんどは「慣れ」だけで解決する

コードチェンジを素早くこなすにあたって、小難しいことを考える必要はありません。ほとんどは「単純な慣れ」だけで解決するからです。

一応、コツらしきものがあるといえばあるのですが、正直に言えばあまり関係ありません。必要なのは「慣れるまでの時間」です。(コツらしきものは後述)

「ギターの弦を左手で押さえる」という行動に慣れてくると、頭というより体のほうがギターを理解し始めます。すると、上手に押さえるコツを体が勝手に見つけだし、自然と素早く押さえられるようになるのです。

これは、小さな子どもが補助輪なしで自転車に乗れるようになるプロセスと似ているかもしれません。転びながらも繰り返しチャレンジするうちに体がコツを理解して、理屈は分からなくても乗れるようになるのです。ギターのコードチェンジもそれと似たようなものです。

コードチェンジを習得するには相応の時間がかかるので、飽きずに続けられるかどうかがポイントになります。知らない曲、つまらない曲を題材に練習していると飽きやすいので、「すごく好きな曲」を題材に練習するとよいでしょう。

スムーズなコードチェンジのコツとは…?

そうは言っても、「なにかコツのようなものが知りたい!」というのがギター初心者の本音でしょう。

一応、ポイントのようなものも解説しておきます。

共通点に着目する

コードチェンジの前後をよく観察すると、「共通点」のようなものが見つかる場合があります。

  • 押さえたまま動かす必要のない指がある
  • 全体的な指の形があまり変わらない

たとえば、次のコードを押さえるにあたって、動かす必要のない指があるなら、その指はそのままにしておけば合理的です。(動かすのが悪いわけではない)

また、次のコードが指の形をあまり変えなくてもよさそうなら、その指の形をなるべくキープするように意識するとスムーズです。

このように、コードチェンジ前後の共通点に着目することで、無駄の少ないスムーズなコードチェンジに一歩近づきます。

空中でフォームを完成させる

「素早くコードを押さえる」という動きを、できるだけ正確に言葉で説明するなら、空中で先にフォームが完成していて、その手を指板上にストンと落下させているだけ、といった感じでしょうか。

つまり、「1本ずつ順番に弦を押さえていく」という作業を高速でこなしているわけではないのです。

ほとんどの初心者は、1本ずつ順番に弦を押さえていることでしょう。スムーズなコードチェンジができる人とはやっていることが根本的に違うのです。

なるべく早くコードチェンジをマスターしたいなら、「空中で先にフォームを完成させる」という意識を少しだけ持って練習してみるとよいかもしれません。

とはいえ、「1本ずつ順番に押さえないと無理!」という人はそのままで構いません。最初に述べたように、慣れさえすれば一瞬で押さえられるようになるので、この手のコツなどはあまり気にしなくてもよいのです。

合間に音を鳴らしてしまう

素早く押さえるコツとは少し違うかもしれませんが、コードチェンジの合間に開放弦などを適当に鳴らし、その間に押さえる準備をするのも上手なやり方のひとつといえるでしょう。

たとえば、「ジャカジャ~ン」とコードを鳴らすとき、最初の「ジャカ」で押さえるのが間に合わないとしても、とりあえずは先に弦を弾いて音を出してしまうのです。その後の「ジャ~ン」までにコードを押さえることができれば、そこまで悪い印象には聞こえないものです。

こうした「逃げ方」は、プロのギタリストもよく利用しています。ごまかしのように感じるかもしれませんが、割と普通に使われる一種の表現方法と言えるかもしれません。

コードを綺麗に鳴らすには…?

素早くコードチェンジができるようになっても、そのコードが綺麗に鳴っていないなら、うまく弾けているようには聞こえません。

コードを綺麗に鳴らすには、いくつかのポイントがあります。

  • なるべくフレットの傍を押さえる
  • 指先を極力立たせるようにする

なるべくフレットの傍を押さえる

弦を押さえるときは、極力フレットの傍を押さえるように意識します。

押さえる場所がフレットから遠くなるほど、音が途切れやすくなったり、ビビリ音が混ざりやすくなります。

押さえるコードによっては無理なこともありますが、できる限りフレットの傍を押さえるよう意識するとよいでしょう。

指先を極力立てるようにする

初心者にありがちなのが、弦を押さえた指で隣の弦に触れてしまい、音がミュートされてしまうという問題です。

これを防ぐには、指先を極力立てるような意識が必要です。弦を押さえた指が寝そべってしまうと、隣の弦に触れてしまいやすくなります。

手首が上に来すぎるとNG

左手の手首がネックの上のほうに来てしまうフォームでは、どうしても指が寝てしまいがちです。

下の写真は、Aコードを人・中・薬の3本指で押さえた様子です。

手首が上すぎるフォーム。指の腹が余計な弦に触れてしまいやすい。

手首が上に来すぎているため、指の腹が1弦に触れてしまい、綺麗に音を鳴らすことができません。

一方で、手首がやや下にくるよう意識して押さえたのが下の写真です。

手首を下にしたフォーム。複雑なコードにも対応しやすい。

自然と指の先が立つようになり、余計な弦に触れてしまうこともなくなります。

指先を立たせるには、なるべく手首を下のほうに持ってくるよう意識します。

右や左に倒しすぎるとNG

コードを押さえた左手が、右や左に傾きすぎている場合も、綺麗に音を鳴らすのが難しくなります。

下の写真は、Gコードを押さえている様子です。

Gコードを押さえた様子。右に傾きすぎている。

左手全体が右(ブリッジ側)に傾きすぎているので、6弦を押さえた薬指が5弦に触れてしまい、綺麗に音が鳴りません。

続いて、左に傾きすぎているパターン。

左に傾きすぎている。小指が押弦しづらい。

不自然な角度なので各指に力が入れづらく、特に小指はまともに押弦するのが難しくなります。

バランスのよい角度で押さえられれば、音はもちろん、見た目の印象的にも綺麗になります。

ほどよい角度で押さえているのでバランスよく見える。

うまく押さえられないコードがある人は、無意識のうちにフォームが崩れていないか、よくチェックしてみましょう。

おわりに

コードチェンジのコツについて解説しました。

最初に述べたように、結局のところはほとんど慣れだけで解決します。タレントやアイドルなど、音楽が本業ではない人がギターを弾いている姿をよく見かけると思いますが、それはつまり、「そこまで難しいことではない」ということです。

ギターを買ったばかりの初心者にはとても難しく感じると思いますが、コードを押さえて曲を弾く程度なら誰でも必ずできるようになるので安心してくださいね。

ワクワクしながらギターに触れて、うまく弾けない日々も楽しんでみてください。

この記事を書いた人
なかがわ
なかがわ

ギターを弾いたり、DAWで曲を作ったりします。ベース、打ち込み、REC&ミキシング、あとたまに歌も。今まで結構な時間を音楽に費やしてきたので、少しは皆さんのお役に立てるかも、と思いブログを書いています。ゲームやマンガも好きですが、必死で自重しています。

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