「ひじ掛けのあるイス」でギターを弾く人は要注意【場合によっては下手になる】

ギター

ここ数年間、ひじ掛けありのイスとともにギターライフを送ってきました。

以前はひじ掛けなしのイスを使っていましたが、デスクワークのことも考えて、ひじ掛けありのイスを使っていたのです。

最近になってひじ掛けなしのイスに戻したのですが、いくつかの発見があったと同時に、ひじ掛けのあるイスでギターを弾いていたことを後悔しています…。

せっかくなので、ひじ掛けの有無がギタリストに及ぼす影響について、まとめてみたいと思います。

ひじ掛けのあるイスでもよいが…

ひじ掛けのあるイスを使用すること自体が問題とは思いません。ひじ掛けを動かせる「跳ね上げ式アームレスト」のイスを使っていて、ギターを弾く際は両側のひじ掛けをきちっと上げるなら、何の問題もないと思います。

ですが、ひじ掛けを上げることを面倒くさがって、左側のひじ掛けは下ろしたまま、みたいな感じだとすれば微妙かも…。

その中途半端な状態が、演奏に悪影響を及ぼしている可能性もあるのです。

演奏フォームが制限されてしまう

左側のひじ掛けが下りている状態でもギターは弾けるでしょう。しかし、知らず知らずのうちに姿勢を制限されていたりするのです。

姿勢が制限されると、演奏フォームも自然と制限されてしまいます。すると、少し無理のあるフォームのまま弾くことになりがちで、結果的に演奏が不安定になりやすいのです。

こうした悪循環に自分ではあまり気づかない、というのでしょうか。毎日そのイスに座っているため、姿勢が制限されていること、フォームが崩れていることを自覚しづらいのです。

その結果、ギターが上達しづらい日々を無自覚でおくることになってしまうわけです。

僕自身、ひじ掛けのないイスに戻したとき、ようやくこの事実に気がつきました。

ひじ掛けのあるイスでギターを弾く人は、そのあたりを充分注意するべきでしょう。

ひじ掛けなしのイスに戻して感じたメリット

数年ぶりにひじ掛けのないイスに戻した結果、次のようなメリットを感じました。

  • ギターを弾く時間が圧倒的に増えた
  • 足を自由に開くことができる
  • ひじ掛けが机に当たらない

ギターを弾く時間が圧倒的に増えた

これに尽きるといっても過言ではないかもしれません。

ひじ掛けのないイスに戻してから、ギターに触れる時間が圧倒的に増えました。というより、ひじ掛けありのイスのせいで、知らぬ間にギターとの接触回数が減っていたのだと思います。

僕が使っていたひじ掛けイスは、ひじ掛けをどかせるタイプ(跳ね上げ式アームレスト)ではなかったので、そのままだとギターは弾けません。そのため、右側のひじ掛けのみ外した状態で使っていました。

ただ、まともにギターを弾こうと思ったら、やっぱり左側のひじ掛けも邪魔です。そのため、体を右斜めに向けて座るとか、少し浅めに腰掛けるとか、何かしらの工夫や我慢をする必要があったのです。

このことが心理的に影響し、なんとなくギターを手にとる頻度が減っていたのだと思います。

足を自由に開くことができる

ひじ掛けのないイスに戻して初めて気づきましたが、足を自由に開くことができる点も大きなメリットだと感じました。

あぐらをかくこともできるので、長時間の座り作業などでストレスの軽減につながっていると感じています。

ひじ掛けありのイスのときは、太もものあたりがひじ掛けに少し当たってしまい、足を開くことはできませんでした。正確にいうと、「足を開くことができない」という事実にも気づかなかったのです。

先にも述べたように、ひじ掛けのせいで、知らないうちに姿勢を制限されていたわけですね。

ひじ掛けが机に当たらない

デスクに対して深い位置までイスを収めることができる点もメリットだと思いました。

ギターとまったく関係ないとは思いますが、少し部屋が広くなったような、圧迫感がなくなったような、そんな気がしています。

デスクワークが多いなら「跳ね上げ式アームレスト」

もちろん、ひじ掛けありのイスにもメリットはありました。

DAWでの打ち込み作業だとか、なにかしらパソコンで作業をするとき、ひじをのせておけるのはやはり快適でした。左側のひじ掛けのみ使っていましたが、それでもその恩恵は充分だったと思います。

それだけに、ひじ掛けなしのイスに移行するのは少しためらいもありましたが、いざ買い替えてみると、まぁ平気かなと…。笑

ただ、長時間のデスクワークなどもやる必要がある人は、腕の負担を軽減することも考え、「跳ね上げ式アームレスト」のイスにしておくのが無難かもしれません。

もちろん、ギターを弾く際は両側のひじ掛けをきちっと上げることをおすすめします。

ゲーミングチェアも微妙かも…?

実は当初、ゲーミングチェアを購入するつもりでいました。

しかし、ゲーミングチェアの座面をよく見ると、左右の端が少し盛り上がった形になっているものが多く、ギターを弾くときに邪魔になりそうな気がしたので候補から外しました。

もちろん、いざ使ってみればどうってことないのかもしれませんが、イスなんてそう気軽には買い替えできませんからね。

ゲーミングチェアを検討している人は、そのあたりも念入りにチェックしたほうがいいかもしれません。

ちなみに、僕が買ったイスはコクヨのオフィスチェア。オフィスチェアの老舗メーカーなので質がよいのはもちろんですが、ギターを弾くのにも適していると感じています。

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おわりに

数年ぶりにひじ掛けなしのイスに戻した結果、いろいろな発見がありました。

たかがイスと思っていましたが、知らない間に上達の妨げになってしまうこともあると分かり、今後は慎重にイスを選びたいと思いました。

皆さんもイスを買い替える際は気をつけてください。