マウスで手首や腕が痛くなる!?長時間マウスを使う人は負担の少ないものを選ぶべき!

DTM / DAW

なんか最近、マウスを使うのがしんどいな・・・。ってか、腕が痛いんだけど・・・。

マウスを使っていて手首や腕が痛くなる・・、そんなことがあるだなんて夢にも思っていませんでした。自分で体験するまでは・・・。

僕はもう20年近くパソコンを使っています。事務作業やらDTMやらで毎日長時間パソコンを使うのですが、手首や腕が痛くなることなど今まで一度もなかったのです。

それが、マウスを買い替えてしばらくしたら突然・・・。

そこで今回は、マウスと体の相性問題、体に掛かる負担などについて解説してみようと思います。

自分に合わないマウスを使うな!

会社での仕事や家での趣味または副業など、毎日長時間パソコンを使う人は、自分の体とマウスとの相性を軽視してはいけません。

自分に合わないマウスを使っていると、手首や腕の筋肉に無理をさせ続けることになり、場合によっては痛みにまで繋がってしまうのです。

マウスの移動やクリック、ホイールの回転など、ごく普通の操作でも手首や腕のダルさ・痛みを感じるなら、そのマウスは自分に合っていないのかもしれません。

パソコンに向かうときの姿勢が原因で腕などに痛みが生じることもあります。腕が伸びてしまうと負担が掛かりやすく、肘が90度に曲がった状態が理想的と言われています。

負担の掛かりやすいマウスとは?

手首や腕が痛くなってしまうということは、それだけ負担が掛かっているということです。では、どんなマウスだと負担が掛かりやすいのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

左右対称のマウスは負担が掛かりやすい

マウス全体の形状が左右対称になっているものは、体に負担が掛かりやすいと言われています。

この形状のマウスを使うには、必然的に腕~手首をやや内側 (親指側) にひねることになります。ひねり具合としては少しだけなのですが、この状態が長時間、しかも連日続くとなると、体にとってはそれなりの負担となるわけです。

左右対称のマウスが絶対に悪い、というわけではありません。ストレスなく使えている場合は、特に気にする必要はないと思います。

ホイールやサイドボタンの位置が合わないと負担になる

マウスホイールの位置がやや遠く感じたり、サイドボタン (戻る・進むボタン) の位置が手前すぎる (あるいは遠すぎる) と感じるマウスも、体にとってはあまりよくないでしょう。

ホイールやサイドボタンの位置もマウスによってかなり差がある。

マウスホイールが遠い場合、やや無理をして人差し指を伸ばさなければなりません。頻繁にホイール操作をしていると、何度も人差し指を伸ばすことになり、それが負担に繋がるわけです。

親指で押すサイドボタンも同様です。戻るボタンを押すために親指を極端に曲げていたり、進むボタンを押すために親指をグッと伸ばしている場合、それなりに負担が掛かることになります。

ホイールやボタンの位置はマウスの持ち方によっても感じ方が大きく変わります。

マウスの持ち方にもいくつかの種類があります。手全体を被せるようにして持つ人もいれば、指先でつまむようにして操作する人、その中間ぐらいの人など、人によってさまざまです。

長時間作業にはエルゴノミクスデザインが◎

じゃあ、負担の掛からないマウスとは一体・・・。

日々のオフィスワークはもちろん、DTMや動画編集などでPCを長時間使う人は、手首や腕が疲れにくいように計算されたエルゴノミクスデザインのマウスを使うのがよいと思います。

エルゴノミクスデザインとは?

手首・腕・関節などの人間の体の都合を考慮し、負担が少なくなるよう計算して作られた形状をエルゴノミクスデザインといいます。

エルゴノミクスデザインのマウスは、やや傾斜するような形になっているのが特徴です。自然と伸ばした手にそのままフィットするようデザインされていて、左右対称のマウスと違い、腕や手首を内側にひねる必要はありません。

ホイールやサイドボタンの位置も計算されているものが多く、スクロール操作やサイドボタンを頻繁に使う人にも向いています。

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エルゴノミクスデザインにも傾斜角度が緩やかなものと、傾斜角度が大きいもの (縦に近いもの) があります。

僕は昔から、なんとなくエルゴノミクス形状のマウスを使っていました。あるきっかけで左右対称のマウスに買い替えたところ、ホイールやサイドボタンの位置がいまひとつで使いづらい・・・。その後、腕や手首の負担も感じるようになり、結局エルゴノミクス形状のものを買い直しました。エルゴノミクスデザインというものがいかに優れているか、心から痛感しました。

マウスの重さが気になるなら・・・

最近のマウス市場は、ワイヤレスマウスが主流となっています。

ワイヤレスマウスは電池を必要とするため、どうしても重量が重くなりがちです。その重さのせいでマウス移動時に引っ掛かりを感じ、快適に操作できないこともありますが、少し工夫をすることで充分な改善が可能です。

抵抗の少ないマウスパッドをつかう

摩擦抵抗の少ないマウスパッドをつかえば、ギシギシと机に引っ掛かっていたマウスですらも、なめらかに動かすことができます。

パワーサポートのマウスパッド。写真では分かりづらいが表面がザラッとしている。

パワーサポートの「エアーパッドプロ」はフライパンの表面のようなザラッとした手触りで、重いマウスもスルスルと動くようになります。あまりにもスルスル動きすぎて、クリック時にカーソルがブレてしまうなど、それまでと真逆のことで悩むことになる可能性があります・・・。笑

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電池を抜く

マウスの中には電池を2本必要とするものがありますが、このうちの1本を抜いても正常に動作する場合があります。

この状態でも普通に使えてしまう。もちろん問題は起こらない。

2本の電池を1本減らすだけでもかなりの軽量化になります。可能ならば試してみてください。

ロジクールのマウスは電池を1本抜いても問題なく動作します。

おわりに

マウスの好みは結局のところ人それぞれなので、どれがいいとか悪いとか、一概に言えるものではありません。

ですが、自分に合わないマウスというものは確かに存在します。そのことをはっきりと自覚せずに使い続けてしまうこともあるでしょう。(以前の僕がまさにそうでした。)

いま使っているマウスに少しでも違和感があるなら、今回の記事を参考にしつつ、負担の少ないマウスを探してみてください。